あと一歩で死ぬところでしたが、これを聞いて救われました。ありがとう。
迷惑系YouTuberしんやっちょさんがおそらく１９歳の時に書いたものです。
この文章が大きい反響を呼んでいます。
トップ動画はDXコースチャンネルさんのものです。
しんやっちょさんは自分の出しているものはフリー素材と言っていますので「真っ白い世界」の文章を載せておきますね。
『真っ白い世界』の文章
この物語は何もない所から始まる･･･。
そう、まさに白です。真っ白い世界なのです。
何も書かれていないノートブックに僕はペンを、すらすらと走らせた。
今、僕は何をしているのだろう。
今、君は何をしているんだろう。
今、僕は何がしたいのであろう。
僕は少し考え込んだ。
･･･しかし今の時点の僕には何も思いつかなかった。
そんな自分にイライラした。
自分の事なのに、どうして解らないんだろう。
僕以外の人達は自分の事を本当に理解しているのだろうか。
もしかして僕は僕自身の事を何一つ理解していないのだろうか･･･？
もし、そうなら、それは悲しすぎると思う。
それだけは絶対にない！と自分に言い聞かせる。
君は自分の事を人に話せますか？
･･･いや君は自分の全てを人に話せますか？
悲しい思い出、嫌な思い出、自分の欠点、恥ずかしい事、
人に話せないような事、全てを何一つ残さず人に話す事ができますか？
僕にはできません。
きっと君も。
･･･人って不思議だね。
動物や虫や植物たちも同じなのかな。
僕たち人間と同じなのかな。
「ねぇ、僕たち人間と同じなの？」
と問い掛けても動物や虫や植物たちは何も答えてくれない･･･。
どうしてかな。
僕たち人間の言葉じゃ伝わらないのだろうか。
言葉で伝えるのではなく心に伝える事ができたらいいのに･･･。
神は存在するのでしょうか。
もし神が存在するのなら心に伝える事ができるのでしょうね。
神は私たち人間をどうして存在させたのだろう。
神様も一人ぼっちは寂しいのかな。
そのために私たちは生まれて、きたのですか。
「何のために？どうしたら良いの？何をしたら良いの？
僕たち私たちは一体何をしたら良いのでしょうか？」と神に問い掛けてみました。
･･･やっぱり答えてくれなかった。
答えは自分で見つけて行けという事なのだろうか。
僕は、ふと、思い付いた。
きっと答えなんて、どこにもないんだ。
答えを探すという事が答えなんだって。
答えは自分で見つけるモノなんだって。
何もかも全てを知ろうとしては、いけないんだ。
何もかも全てを知る事なんて、きっと無理なんだよ。
考えて、悩んで、ゴールなんて決め付けず自分の答えを探し続けたら、いいんだよ。
僕も、そして、君も･･･。
あ！僕、今、何がしたいのか、解った気がする！
僕には夢があるんだ！
とても大きな夢！！
君には夢がある？
もし何もないのなら夢を見つけた方がイイヨ！
夢があると生きているのが楽しくなるよ！！
僕は夢に向かって走っているよ！
全力を尽くして頑張っているんだ。
でも、それは決して苦じゃないよ！
むしろ、それは気持ちが幸せになるんだ。
夢が無い方が苦しいよ。
生きる目標が無いというか意味が無いというか･･･。
なんでも、かんでも意味付けするのは良くないけど･･･。
やっぱり生きている以上は楽しみたい！
夢がある方が絶対、人生、楽しめると思う。
［夢］という字を辞書で調べてみた。
すると、こう書かれていました。
1，眠っている時に実際に経験したりするように感じる現象。
2，はかないもの。
3，実現できそうもない空想。
4，将来したいこと。････と書かれていました。
僕は僕の持っている辞書の言葉で気にいらない言葉が一つだけあります。
それは［3,実現できそうもない空想。］････である。
何故かと言うと、その言葉が真実ならば、今、僕がやっている事は全部、無駄だと空想だと実現できないモノだという事になるからです。
この言葉は僕の事を全否定しているのである。
だから僕は、この辞書が嫌いだ。
辞書に載っている事が全て正しい事だとは僕は思わない。
全て辞書に頼って生きていっちゃ駄目なんだ。
時には自分の考えを突き通していくのも大切なんだ。
僕は一人。
君も一人。
皆、一人。
たった一人しか存在しないんだ。
顔、性格、考え方、声、身体、感じる心、全て、皆、違うんだ。
だから喧嘩や争ったりするんだ。
人と人とが、ぶつかりあうんだ。
そうしないと、お互い解り合えないんだ。
時には、僕には私には居場所がないと思う日もあるかもしれない。
でも真っ白く消えていっては、いけないよ。
その世界が真っ白で綺麗で何も考えたくない安らぎの空間だと思ってるかもしれないけど、それは違うよ。
現実は、そうとは限らないんだ。
絶対と言い切れるモノは、なかなか、ないんだ。
実際は真っ黒で何も無くて寂しくて悲しい世界なんだと思う。
それが［死］という事なんだよ。
いくら悩んだって悲しい事があろうとも乗り越える強さを持って生き続けていって欲しい。
僕だって死にたくなったり悲しい想いをしたり居場所がない寂しい僕は一人ぼっちなのかなとか思う日もあるよ。
でも死ぬのは勇気じゃない
生きてく強さが僕たちには必要なんだ。
昨日までの弱い自分を叩き出し、今日からの強い自分になろうよ！
昨日の君も今日の君も明日の君も、
何度も何度も季節は変わって、
ずっとずっと変わらない君でいてほしい。
ずっとずっと子供の頃から描いた夢、大人になっても、
その夢持ち続けて･･･。
コレコレさん「誠二の小説みよう！」
ツイキャスでコレコレさんが取り上げたんですよね。
12歳でこれ保存するのはなかなか良い性格してるwwwww
12:55 時には自分の考えを突き通していくのも大切なんだ…
その結果捕まったんですけどねwww
しんやっちょの家は元々キリスト家系
しんやっちょさんの家はお父さんがキリスト教、お母さんがエホバの証人なんですね。
いわゆるクリスチャン家系とでも言うのかな？
（エホバの証人をキリスト教界隈では異端とする人もいるし、エホバの証人もキリスト教徒は一線をおいているので同一視できないんですけど）
文章の中で「神」という存在が出てきたんだと思います。
おそらく家庭環境で影響を大きく受けていると思います。
なので、なんとなく出してきたのではなくて、そういう「神」という存在を考えながら少年時代は過ごしていたと思います。
実際は真っ黒で何も無くて寂しくて悲しい世界なんだと思う。
それが［死］という事なんだよ。
死を「真っ黒で何も無くて」と表現しているのはエホバの証人の特徴的な考えかなと個人的に思いました（私が勝手に思っていることなので）
人間が死ぬと一旦シェオルという場所に保管されるとエホバの証人では教えられます。
「無の世界」です。
地球上の楽園が整ったら、敬虔なクリスチャンたちは再び復活するという考えがあります。
シェオルを表現しているのかな…と思いましたけど。
しんやっちょさんに聞いたら「いや、全然違う」って言われたりして…
その後、お父さんとお母さんは離婚されたと思うんですけど。
確か今年の2月の誕生日の時に実家に帰ったと思うんですけど、お父さんに会えてお母さんに会えなかったかな。
確か今年の2月の誕生日の時に実家に帰ったと思うんですけど、お父さんに会えてお母さんに会えなかったかな。
皆の感想
あと一歩で死ぬところでしたが、これを聞いて救われました。ありがとう。
すごく心に響きました。 この小説が僕の人生を変えてくれた。 ありがとう、誠治
仕事に行き詰る度にこれを聞いています。 いつもありがとうございます。
素敵です。人生に行き詰った時は観ようと思います。ありがとう大原誠治くん。
最初笑ってた。けど、聞いてたら良い事言ってて響いた、ありがとうしんやっちょ
ガチで感動した。 大原は天才だ。
コレコレキャスから
2018年か。凄い先見の明があったな。
今年の共通テストの現文で出てくるそうですね。会場が涙で溢れかえるよ
おそらく、しんやっちょが迷惑系YouTuberであることを知らず「大原誠二さん、詩人なのかな…」と思って聴いてた人もいると思いますよ。
今の本人を見たらビックリすると思います(笑)
それにしても動画を作ったDXコースさんがやっぱり一番すごいと思いますよ。
この動画、実は前にもしんやっちょさんが紹介してたんですけど、その時はね、普通にスルーされて終わったんですよ。
コレコレさんが紹介しなかったら、埋もれたままになっていたかもしれませんね。
しんやっちょの記事はこちら
コメント